Microsoft の仮想デスクトップソフト Desktops

以前から windeskwide という仮想デスクトップツールを愛用している。
過去にこのブログでも書いた。
http://d.hatena.ne.jp/camellow/20080721#1216639430

仮想デスクトップはとても便利で、今は会社の PC、ノート PC、自宅のデスクトップにインストールしている。
ノート PC は画面が小さいので 1 の画面にブラウザ、2 の画面にメーラー、音楽プレイヤーやその他は 3 の画面、4 は作業用などとしている。

Microsoft (正確には sysinternals) から Windows 用の仮想デスクトップソフトウェアがリリースされたと聞いたので試してみた。
(ちなみに sysinternals については以下のリンクに説明されている)
Windows管理者必携、Sysinternalsでシステムを把握する:Security&Trust ウォッチ(43) - @IT


結果から言えば、結構期待していただけにややがっかり。


バイナリを technet のサイトから落としてくる
Desktops | Microsoft Docs

解凍して実行するだけでもう使えるお手軽さはすばらしい。
設定項目はわずか。
OS 起動時に自動実行するかどうかと、仮想的に作られたデスクトップ画面の移動に使うキーの指定だ。
とりあえず shift キーとファンクションキー(F1〜F4)で切り替えられるようにしてみた。
alt や普通の数字キーを指定することもできる。


WinDeskWide が 2画面から 12画面まで好きに設定できるのに対し、こちらの Desktops は 4画面で固定。
開いているウィンドウをデスクトップ間で移動することもできない。
両者を比較してみるとこんな感じ。

  WinDeskWide Desktops
設定方法 普通 簡単
設定の柔軟性 柔軟 ほぼ固定
デスクトップ間の移動 不可
タスクバーの通知領域 全画面共通 画面ごとに独立

手軽に仮想デスクトップを実現できるのはうれしい気がするけど、ちょっと機能が足りなすぎるように思える。
初めての仮想デスクトップが Desktops だった人は仮想デスクトップの魅力がわからないままになるのではないだろうか。
一度起動すると停止できないのもちょっと嫌な感じ。